2012 年 10 月 14 日(日)
会場:studio Baroque voice
クラヴィコード
親密な響きを持つこの小さな鍵盤楽器は、音楽の持つ微妙な情感を豊かに、 そしてダイレクトに訴えかける底知れない魅力にあふれている。 その歴史は古く、今を遡ること 450 余年。バッハ、ハイドン、モーツァルト、そしてブラームスといった歴史的大音楽家から、市井の音楽愛好家までをも魅了した。 現代において、クラヴィコードほどその小さな響きに耳を澄まし、
音楽の醍醐味を楽しめる楽器はないのではないか。 二台のクラヴィコードの響き、 今ここに時空と形態を超えた、新たな音楽的可能性が拓かれる。
Vol. 1 2012 年 10 月 14 日(日) 「時空を超えて」
O.ギボンズ (1583-1625) 6声のパヴァーヌとガイヤルド
J. S.バッハ (1685-1750) 2 台のチェンバロのための協奏曲 ハ長調 BWV1061a
D.ショスタコーヴィチ (1906-1975) プレリュードとフーガ ほか
《昼公演》14 時開演[13時 30分開場] 《夜公演》18 時開演[17時 30分開場]
会場:studio Baroque voice 料金 3000円(茶菓子付)
※各回25名 席が限られているので、お早めにご予 約ください。
W. F.バッハ (1710-84) 2 台のチェンバロのための協奏曲 ヘ長調 F.10
J. G. ミューテル (1728-88) 2 台のクラヴィアのためのデュエット 変ホ長調
W. A. モーツァルト (1756-91) 2 台のピアノのためのソナタ ニ長調 K. 448 ほか
《昼公演》14 時開演[13時 30分開場] 《夜公演》18 時開演[17時 30分開場]
会場:ギャラリー鶉 料金 3000円(茶菓子付) ※各回25名
東京藝術大学大学院をアカンサス賞を得て修了。2009 年度文化庁新進芸術家海外派遣研修員として渡蘭、 アムステルダム音楽院チェンバロ科およびフォルテピアノ科にて学ぶ。崎川晶子、大塚直哉、ボブ・ファン・アスペレン、 リチャード・エガーの各氏に師事。オランダやイギリスの音楽祭に参加したほか、国内外でソリスト、通奏低音奏者として活動中。 07年第 21 回古楽コンクール山梨において最高位受賞。
11年第1回 Amsterdam Virtuosi(フォルテピアノ)において第1位受賞。
東京藝術大学大学院修了。チェンバロ・通奏低音を岡田龍之介、鈴木雅明、大塚直哉各氏に師事。 ボブ・ファン・アスペレンその他のマスタークラスを受講。これまでに岡田龍之介、江崎浩司両氏と共演したほか、 古楽の森コンサート、アンサンブル室町公演、〈NHK 交響楽団メンバーによる室内楽シリーズ〉に参加するなど、 チェンバロ・ソロ及び通奏低音奏者として演奏活動を行っている。2010・11 年度、NHK 文化センターにて バロック音楽の魅力を伝える講座を担当。